生食で美味しく食べられる肉は

肉には生で食べられるものを、食べられない肉があります。生で食べられることで知られるのが、牛と馬、生で食べてはいけないのが豚と鶏です。一般的に生でも食べられているのが牛です。現在では規制が厳しく限られた店でしか味わうことはできませんが、品質の良い厳選された和牛の生肉を使用したユッケや牛刺し、和牛の大トロを贅沢に握った握り寿司などの生食メニューは人気です。生食が可能な牛は表面に適度に火を入れたレアの状態でも、ステーキやバーベキューでほどよい肉汁と香ばしい脂、生ならではの食感を味わうことができるのです。草食性の牛には、寄生虫がいないといわれます。細菌は消化器官やレバーに存在しているものの衛生管理が行き届いた解体施設でチェック体制が整っていれば細菌が付着するリスクは低いのです。馬も生食でも問題ないとされ、赤身の馬刺しが人気です。しかし生で食べる基準として調理器具を清潔にすること、表面を加熱処理するという条件があるのです。馬は草食で体温が高いため寄生虫に感染しにくく、食べたものを反芻しないのでO-157などの細菌が存在せず、狂牛病や口蹄疫などにも感染しないとされているのです。

豚の生食はとても危険です。肉そのものに食中毒の原因となるウィルスや寄生虫がいる可能性があるのです。そのため中までしっかりと火を通さなければならず、火を通した豚肉でも赤い生の部分が残ってる状態は危険なのです。そして死亡例もある、E型感染ウィルスをもっている場合もあるのです。豚がもっている可能性があるウィルスは、E型肝炎ウィルス、サルモネラ菌、カンピロバクター、トキソプラズマ(寄生虫)、有鉤(ゆうこう)条虫などがあります。これらのウィルスや寄生虫は熱によって死滅します。鶏も多くのウィルスをもっています。カンピロバクター、サルモネラ菌、腸管出血性大腸菌(O-157、O-111)、寄生虫など。鳥は、4~6割とほとんどが細菌のカンピロバクターをもっているのです。そして、2割がサルモネラ菌をもっているともいわれます。鶏は豚以上に、しっかりと火を通さなければならないのです。半生の鶏のとりわさは居酒屋の定番メニューでとても美味しいですが、食中毒のリスクはあるのです。

生食で肉を食べるときには、火が通っていない豚と鶏は食中毒の可能性が高いこと。牛や馬には寄生虫はいないものの処理の過程で細菌が付着する可能性がある。安全性を考えるなら、牛も火を通したほうが安全。美味しい生食の肉ですが、食中毒のリスクがあることは覚えておく必要があるのです。
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