肉とソースの美味しい関係

肉を食べるとき、より旨味を引きだしてくれるのがソースです。液体調味料の総称で製法や色、使用される原材料の違いでさまざまな種類が存在します。日本で使われている代表的なものとして、ウスター系、トマトケチャップ、マヨネーズ、デミグラス系、ホワイト系、ドレッシング系、しょうゆなどがあるのです。

古くは古代ローマでもソースを使って肉を食べていた記述が残されています。スパイスのクミンに生姜、ヘンルーダに炭酸ナトリウム、ナツメヤシ、胡椒、ハチミツを混ぜ、肉や魚にのせることで食材の味を楽しんでいたといわれます。歴史ある肉食文化をもつヨーロッパでは、多種多様な進化をとげています。ポルトガルのマデラ酒を煮詰め、コンソメで味をつけた香り高いマデラソースは、ステーキや牛のフィレなど高級肉に使用されます味を引き立てます。バルサミコ酢を使用した甘酸っぱいバルサミコ系は、鳥や豚肉にも良く合い、すっきりとしたコクの深さとほどよい酸っぱさが食欲をそそります。素材に合わせたソースを使うことで、味のバリエーションを楽しむことができるのです。

日本人に最も馴染みがあるウスターソースの誕生は諸説ありますが、19世紀のイギリスで、ウスター市に住んでいた主婦が、野菜や果実の切れ端を有効に使おうと香辛料を振りかけ、腐らないように酢や塩を加えて壺に入れ、貯蔵しておいたものが熟成されて出来上がったといわれます。日本で本格的に輸入されたのが明治33年(1900年)、色や独特のすっぱさが日本人にも好まれると考えられ、やがて日本独自のウスターソースが製造されるとようになったのです。本家イギリスでは材料として、アンチョビと酢、野菜、果実などが使用されており、主に料理のアクセントや隠し味に使われています。日本では、トマトや玉ねぎ、ニンニクの野菜と果物が使用され、砂糖と酢、そして各種スパイスで味付けられています。とんかつや揚げ物の肉料理にたっぷりかけて食べられているのです。これでロースカツのオーダー増!売れ筋の豚ロースブランド8選もぜひお読み下さい。

洋食文化の広まりとともに庶民の味として親しまれているウスター系は、日本の食卓に欠かせません。ウスター系は味が濃いため体に悪いものと思われがちですが、1食あたりのカロリーは、わずか18カロリーといわれます。マヨネーズの約6分の1、サラダにかけるフレンチ系ドレッシングの3分の1といわれます。野菜がたっぷり含まれているため、実はとてもローカロリーなのです。油分も含まず、塩分の量は薄口醤油の約半分といわれます。実はとてもヘルシーな調味料なのです。熱々のとんかつやメンチカツにたっぷり、付け合わせのキャベツにも良く合います。ほどよい酸味と旨味が食欲をそそり、肉の美味しさを引き立たせてくれるのです。